専門性の高い仕事でキャリアアップを目指すには、まずは実務経験を積むことが何よりの近道です。仕事を行う上で、特に最初は基礎的な知識の研修が行われることが多いため実務の指導が受けられ、段階を踏みながら仕事を身につけられます。始めの頃は自分の仕事へのフィードバックも受けやすく、これは自分を客観的に考える上で非常に有効です。経験を重ねるうちに、専門性の高い知識や技術は後からついてきます。スクールや書籍で勉強するよりも、より実用的な知識や技術の最新情報を手に入れられるのです。
もちろん、ただ経験を重ねるだけではなく、それをどう活かすかを考えることや実践だけでは足りないと思う知識を積極的に勉強していく必要はあります。そうすることでさらに専門性を高められ、その仕事でのキャリアアップに大いに役立つでしょう。こうした専門性の高さは社内での評価へのプラス効果はもちろんのこと、転職をする際にも有利になります。
中途採用の場合、特に30代を過ぎてからは即戦力になることを求められるケースが多いですから、それまでの経験は大きなメリットです。実務経験を重ねる上で意識しておきたいのは、専門技術だけでなく一般的なビジネススキルも身につけるようにすることです。そうすれば、万が一違う職種への転職を希望することがあった場合でも、新しい環境で活かせるものをきちんと持っている状態にあるため、やはりすぐに戦力となる人材として考えてもらいやすくなります。